2008年8月2日土曜日

歩いても 歩いても(是枝裕和, 2008)


調子良く書いていきましょう♪♪

只今公開中(8月現在)、是枝監督の最新作「歩いても 歩いても」を見てきました。

僕はこの作品がすごく好きです、っていうかその前に是枝監督の作品が好きなんですが、
ほんとにいい映画を創る人です。

家族モノってめっっっちゃ好きなんですが、
この作品はホントに、何度も何度もあぁ〜〜〜わかるわぁ〜〜〜みたいな、
とても家庭、いや、全国民の家庭に密着した共感せざるを得ないような内容。

今公開してるので、あんまりネタバレ的な内容は書きたくないんですが、
話の内容というか概要は歩いても歩いてものホームページにあらすじが載ってるので、
興味があればどうぞ。



ここで特に書きたい内容は、やっぱりこの映画のテーマ的な、
そんな感じの、もし見たい人が増えればいいなぁ的な、
なんて言うか、人助け的な。。。
いらないですか?
いや、自己満で書こうと思います。


キーワードがいくつか出てくるのですが、
たとえば、りょうちゃんの義理の息子アツシ君が言う、「死んだ人に手紙を読んだって聞こえないのに。」と言うフレーズ。
見えないものを、見えないものになぜ固執するのかとか、
存在しないものがなぜそんなに大事なのかという考え。

あと気になったフレーズが、
りょうちゃんがいう、「いつもちょっとずつ遅れるんだよなぁ〜。」という言葉。
これは実際の監督の体験談なんじゃないかなぁって思います。
阿部寛扮するりょうちゃんは親の夢を何にも叶えられないまま、
両親との別れを結局してしまう。
その結果がいつもちょっとずつ遅れてしまう結果に繋がるんだなぁって思った。

ホントに共感出来る部分がすごく多くて、
おばあちゃんの家に久しぶりに家族で行った感覚だった。
それだけ、すごい素というか、自然体を映した、シンプルだけど、
共感せざるを得ないような、そんな映画でした。

見てるだけで本当にほころぶような、
お笑い番組を見て笑うような笑いじゃなくて、
兄弟で、家族でふざけあった時のような、
そんなたわいもない笑いがあります。

でもこの人がすごいのは、
それだけじゃなくて、やっぱりシリアスな場面はすごいガツンと見せる。
やっぱり親はいつまでたっても子離れ出来ないとことか、
いやいや言っていても、やっぱり息子が来るとうれしかったりするところとか、
息子を思いすぎて、陰で張本人を憎む場面とか。。。
あんまり詳しくは書きません、
見たらわかります。親の気持ちって絶対こうなんだろうなぁって。

さぁ、映画館に行こう♪

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