2008年7月23日水曜日

時をかける少女(細田守,2006)





お久しぶりです。

タダ今夏休み満喫中ということで、実家に帰って来ています。

やっぱり日本はいいですよね、とアメリカに行ってから2年経ちますが、
改めて日本のよさが浮き彫りになります。
ごはんがおいしかったり、お店が24時間やってるとこが多かったり、
カラオケが安かったり、友達とはしゃいだり、邦画を見たり。

バイトをしなきゃ行けないのはツライですけど。笑

そうそう、
せっかく日本にいるんだから、やっぱり邦画をみなきゃと思って、
テレビやらDVDやらで見まくってます。

この前見た、時をかける少女という、アニメーションなんですけど、
よかったのでブログに書こうと思って久々に書いてます。

これを見て思ったこと、
日本のアニメーションフィルムが海外でも評価される意味。
とにかく、動きが鮮明で、ちゃんと口の動きとかも、セリフに合ってたり、
すごい細かいんですよね。
スタジオジブリの作品もいいんですけど、
アニメーションはホントに日本はクオリティが高い!




という話はいいんです。笑
ホントにこの映画はすばらしい当たり前のテーマを、
恋愛に結びつけてわかりやすく説明してくれています。

とにかくテーマは『時間』。
真琴が理科実験室で見つけたクルミみたいなものから、
自分がタイムリープ出来ることにだんだん気付いていくというとことから始まるんですが、
真琴がその実験室の黒板に書いてあった、
「Time waits for no one.」という1小節。
それを映画を通して、彼女自身がその意味を理解する、
というのが大きなミソです。

Time waits for no oneとは何をさすのか?

真琴は自分がタイムリープが出来ると知って以来、
自分に都合のいいように過去を変えて来た。
自分が死ぬとわかった日、朝から遅刻して、小テストがあって、家庭科で失敗して、
全部自分の都合のいいように変えたとたん、
人生が楽しくなった真琴。

だが、魔女伯母さんと真琴が呼んでいる実の伯母さんに、
相談に乗ってもらうにつれて、
自分がタイムリープによって幸せになってる分、
他の人が不幸になってるんじゃないかと示唆される。
実際千昭に告白された時も、
自分がいやだと思って、過去を変えたり、
クラスメートの男子が、天ぷらを揚げるやくを代わって、
他の男子にいじめられたり、
そのとばっちりをうけて、真琴の友人の友梨がケガをしたりという光景を見て以来、
真琴は自分がしてきたことの罪深さに気がつく。

それと同時に、自分がタイムリープ出来る回数に限度があるということにも気がつく。

自分がタイムリープ出来る回数が残り1回になった時、
千昭に「タイムリープ出来るだろ?」と言われ、焦って過去に戻って最後の1回を使ってしまったあと、
親友の功介とタイムリープによって功介と仲良くさせた果穂が、
本当は自分の命日に自転車で踏切に向かうところを目撃する。

そこでホントは2人は死ぬ予定だったのだが、千昭がそれを阻止する。
千昭は未来から来たと真琴に告白した。
それから自分がもうタイムリープ出来ないことも告白し、
真琴の前から消えようとしていた。

そこで初めて真琴は千昭の大切さに気がつき、
自分がちゃんと千昭の話を聞いてあげなかったことを後悔する。

時間は誰も待たない、という直訳の英語。
今やれることをやらないと後悔するよ、
という思いが込められていると思います。

千昭がタイムリープで、過去に戻ったことによって、
真琴は自分がもう一回だけタイムリープ出来ることに気がつく。

真琴はその1回を自分のため、大切な友達のために使う手段を考えて、
自分が後悔しないような使い方をする。

結果的に千昭は未来に戻ってしまったが、
千昭は真琴に未来で待ってると約束して、飛び立っていった。




時間は誰にでも同じ速度で、
本当に大切に使える人は、すごい得なんだろうなぁって思う。
時は金なりとはよく言ったもので、
大切さに気がつけない人はかわいそうなくらい。
時間管理の大切さ、まぁこの映画はそれだけじゃないんだけど、
真琴は本当に、自分の大切な全てをタイムリープによって知ることが出来たことを羨ましいと思う。
実際に人はタイムリープ出来ないので、
限り時間の中で、何が大切かを見極めなきゃいけない。
だから時間ある限り物事をかんがえなきゃだめですよネ♪
こんなこと考えれる僕って、将来有望?笑
でもなんでもやってみなきゃダメですよね〜。
細田監督が伝えたいことは、
僕にはよ〜〜く伝わりました。

さぁ、何しよっかなぁ〜?笑

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